「今現在、無線LANのエリアにいるのかどうか、できればパソコンを立ち上げずに知りたい」。・・・こんな要望を叶えるには、無線LAN対応のPDAを購入するか、iモードなどで事業者のサイトにアクセスし、スポット検索をする程度しか選択肢はなかった。だが、無線LAN対応のPDAは高価だし、連続使用によるバッテリ消費の心配もある。国内ならまだしも、海外となると話はさらにやっかいだ。
かつて、台湾への出張中に無線LANを使おうとして、バッテリ残量の少ないノートパソコンを持ったまま、ショッピングセンターの中を駆け回った経験がある筆者にとっては、まさに切実な願いでもある。そんな中で最近出会ったのが、無線ホットスポット検知器「Kensington WiFi Finder」だ。これは米ケンジントンが販売するパソコン周辺機器で、簡単にいえば無線LANで使われる2.4GHzの電波を捕まえて、信号強度を表示するもの。初めて知ったのはニュースサイトの記事だったと思うが、このたび国内のショップから通信販売で購入できたので、簡単なレポートをあげておく。
■宣伝どおりの「軽量でコンパクト」な本体は、持ち歩きに最適
WiFi Finderはバッテリーを内蔵しているので、購入後はパッケージを開ければすぐに使えるようになっている。本体を手にすると、デザインの割にとても軽いことにまず驚く。PCカードタイプの無線LANアダプタと比べると、ほぼ同じかWiFi Finderの方が軽いくらいだ。本体の突起部まで含めた大きさは、クレジットカードのサイズとほとんど同じ。社交辞令抜きで、シャツの胸ポケットにも収まるスマートさである。
同梱物は、本体の他に、取扱説明書(英語)、キーチェーンリングがある。キーチェーンリングは本体に取り付けて、いわゆるキーホルダーとして使うための部品。単体で持ち歩いたり、携帯電話用のストラップを使うのなら、このリングを使う必要はまったくない。
■せっかくなので、ちょっと本体を開けてみました
本体の裏面は、分解用のビス(+)が2本。それと、製造番号などをあらわすプレートシールが貼ってある。製品名はWiFi Finder、製品型番は#33063。使用目的は家庭用、オフィス用と書かれており、屋外でのヘビーデューティーな使い方には対応していないらしい。
裏ブタを取ると2032タイプのボタン電池が2つ見える。標準的な使い方で1年程度は持つようだが、バッテリ切れの際には自分で簡単に交換ができる。内部の基板は1枚で、プラスチックの本体に挟み込んであるだけだ。
少し力を入れて、はめ込みから基板を取り外してみる。意外に思えるほどのあっさりした部品の実装状況。一番右に見える一本のパターンが、アンテナの役目を果たすのだろうか。
■使い勝手は良さそうだが、信頼性に今ひとつの不安あり
説明書は12ページで構成される簡単な作りで、表紙以外には写真も図もなく、文章のみで説明がされている。それほど複雑な装置ではないので、説明書なしでも使うことはできるだろうが、唯一わかりにくいのがLEDの意味だろうか。だが、説明書を読んでも、このLEDの説明は完全にはわからない。
説明書を和訳して読み取れるのは、一番右のLEDが赤い点滅で電波の走査中、緑の点灯で電波の検出をあらわし、その隣のLED2つは信号の強さに応じて緑に点灯する。つまり、信号の弱いとこでは緑が1つ、強いところでは緑が3つ点灯するようだ。ホットスポットにも出かけていないわずかな時間のテストでは、まだLEDが3つとも点灯したケースはない。この先は続報として近日またレポートしたい。
(江戸川)
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